夜須高原青少年自然の家の現状と私たちの思い
国立夜須高原青少年自然の家は、筑前町に位置する夜須高原の里地里山の特徴を活かした自然体験や交流体験など、多様な体験活動を年間延約5万人強の方に提供している青少年教育施設です。
近年子ども達の直接体験の機会は大きく減少しており、精神的・身体的な健康の低下が懸念されております。その中で私たち“教育”に携わる国立の青少年施設は、地域のナショナルセンターとして重要な役割を担っているとの認識の下、地域に根差した自然体験活動を推進していくことでESD(持続可能な開発のための教育)の実現を目指しているところです。
しかしながら厳しい財政状況を受けて国からの交付金が大きく削減されており、それに輪をかけるようにコロナ後の資源エネルギー価格が直撃し、現在国立夜須高原青少年自然の家は非常に厳しい運営を強いられております。
それでも私たちは、あきらめません。この国立夜須高原青少年自然の家がこれからも地域に根差した教育資産として、将来を担う子どもたちへの体験活動の場の提供を担い、豊かな社会の実現のために貢献していくことができると信じています。皆様におかれましては、未来に対する私共の覚悟をどうかご理解いただき、温かいご支援やご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。